活性酸素は本当に悪影響?注意すべきはタイミング!
活性酸素は身体に悪影響を及ぼすといわれていますが、実際には免疫機能の高める重要な役割を果たしています。ただし、量が増えすぎることで細胞を傷つけ、癌や老化、さまざまな疾患やお悩みに繋がるといわれています。今回は活性酸素の影響と、注意すべきタイミングについてお伝えしていきます。
目次活性酸素は悪影響?活性酸素の役割とは
活性酸素はヒトが主に呼吸によって取り込んだ酸素の一部が、さまざまな刺激によって過剰に反応しやすくなったものを指します。活性酸素は身体に悪影響を与えると書かれることが多いですが、実は活性酸素には大切な役割もあるのです。
その一つが免疫力のキープ。活性酸素の一部であるスーパーオキシドや過酸化水素などは、外部から身を守るための免疫システムや感染防御に大きな影響を与えていいます。
つまり、活性酸素が身体に存在することが“悪影響”というわけではないのですね。
では、一体どうして活性酸素が悪影響といわれることが多いのでしょうか?次の項目で詳しくお伝えします。
活性酸素が悪影響といわれる理由
活性酸素は免疫力や感染防御に必要な要素というお話をしましたが、実は活性酸素は過剰に生成されることで人体に悪影響を及ぼすのです。
過剰に増えた活性酸素は細胞を傷つけ、ダメージを与えます。これは肌や体内の老化、癌、心血管疾患やさまざまな生活習慣病を引き起こす原因に…また、増えすぎることで逆に免疫力を低下させてしまうこともあるのです。
活性酸素は通常、身体の中にもともと備わっている「抗酸化防御機構」が生成する“抗酸化物質”によってその量が一定に保たれています。つまり、抗酸化物質と活性酸素のバランスが保たれている状態であれば、活性酸素は悪影響にはならないということです。
ただし、活性酸素はさまざまな理由で増えやすくバランスが崩れやすいため、注意が必要です。
活性酸素が悪影響を及ぼすタイミング
活性酸素が抗酸化物質の量を上回る際、以下のようなタイミングが関係しています。
- ストレス
- 過度な疲労
- 生活習慣の乱れや寝不足
- 喫煙や過度な飲酒
- 運動後
1~3は日常生活の中で起こりうる身近なタイミングです。また、喫煙や過度な飲酒は身体を錆つかせる大きな要因となります。
そして意外と知られていないのが運動後の活性酸素増加です。運動自体は身体に良いことですが、実は心拍数が上昇したり筋肉負荷がかかった身体の中では活性酸素が増加しています。それを予防するために、多くのスポーツジムやヨガスタジオなどが取り扱っているのが「水素」です。
水素は酸素とむずびつくことで活性酸素が過剰に増えるのを抑えてくれるため、日々厳しい練習や試合をこなすアスリート等も運動後に取り入れています。
水素の詳しい内容については以下の関連記事もご参照ください。
まとめ
今回は、活性酸素は過剰に増えすぎることで身体に悪影響を与えるということがわかりましたね。運動後だけでなく、日々の生活の中でも増えやすい活性酸素。注意とケアが大切です。
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