酸化ストレスとは?
酸化ストレスとは、活性酸素によって細胞がダメージを受ける現象”のことです。酸化ストレスは肌の老化やシミ、しわなどを引き起こすだけでなく、体内をサビつかせてさまざまな疾患を招く原因にもなります。
目次酸化ストレスとは?
酸化ストレスとは、活性酸素によって細胞がダメージを受ける現象”のことです。まずは、酸化ストレスを知るために抑えておきたい3つの言葉を確認してみましょう。
[活性酸素]
- フリーラジカルともよばれている。
- 体内に取り込まれた酸素分子が通常よりも敏感に反応し、悪性となった物質のこと。
- 活性酸素は体内の酸素と水素のバランスが崩れて酸素が多くなってしまうことで生成される
[酸化]
- ここでの酸化は、H2O(水)から水素が奪われてしまう変化のこと
- 酸化はリンゴを腐敗させ、鉄を錆つかせるように、ヒトの細胞の老化を促進したり万病のもとになる。
[抗酸化物質]
- 活性酸素を除去する働きのある物質
つまり、酸化ストレスとは、体内の抗酸化物質で除去できなかった活性酸素が細胞を酸化させることなのです。
酸化ストレスによる症状
酸化ストレスによる日常生活で考えられる症状には以下のようなものがあります。
- 肌の老化、シミ、しわ
- 内臓や血液など体内の老化
- 疲れやすい
- 回復が遅い
- 集中力が続かない
- お酒が翌日まで残りやすい
- 運動中のパフォーマンスが低下
など。また大きな病気の原因になりうる可能性もあります。
- ガン、または癌細胞を活性化させる
- 胃潰瘍、大腸炎などの胃腸の病気
- 喘息
- 白内障
- 糖尿病
など。
あらゆる細胞から成り立つ生物の身体は、酸化ストレスによって影響を受けやすく、さまざまな症状が起こる可能性があるのです。
酸化ストレスが起こる原因
酸化ストレス、つまり体内に活性酸素が多くなってしまう原因、生活習慣や食品、過度の運動や紫外線等が考えられます。活性酸素が過剰生成される詳しい原因は、主に以下の通りです。
- 激しい運動後
- 喫煙者
- 過度なアルコール摂取
- ストレス
- 加齢
- 偏りがちな食生活
- 不規則な生活習慣
- 環境汚染
- 日ごろから紫外線を浴びる
など。
他にも、一部の化学薬品やホルモン剤を継続的に摂取し続けることで、活性酸素が生成されやすくなるそう。
上述でお伝えしたような【症状】が気になる場合、【原因】に当てはまるものがないか、見直してみるのがベターかもしれません。
酸化ストレスは予防できる?
活性酸素の生成は人体に必要な反応なので、すべてを抑える必要はありません。
ただし、蓄積されて酸化ストレスとなり、さまざまな症状や病気が起こってからではなかなかケアが難しいもの。そのため、あらかじめ予防をしたり、お悩みが軽度のうちに対応するのがおすすめです。
酸化ストレスの予防には以下のような方法がありますので、ぜひ参考にしてみてください。
その①食生活の見直して抗酸化物質を増やす
活性酸素を排除するためには抗酸化物質が必要です。そのため、抗酸化物質が多く含まれる食品を積極的に取り入れるようにしましょう。
[抗酸化物質が多く含まれる食品]柑橘系のくだもの、野菜、大豆製品、ナッツ類、エビ、カニなどの甲殻類、赤ワイン、緑茶
その②喫煙やアルコール摂取に注意
タバコの煙は有害物質が多く含まれており、性質的に酸化ストレスを誘発して動脈硬化を促します。また、アルコールは肝臓で分解される際に、活性酸素が発生します。
喫煙はできるだけやめるか、可能な限り本数を減らしてみるのがベター。アルコールは飲み過ぎず、また休刊日を作ってアルコール分解による活性酸素の生成が継続しないように心がけましょう。
その③紫外線対策
紫外線は皮膚にダイレクトにダメージを与え、活性酸素を過剰生成させることで皮膚がんなどの病気を誘発する可能性があります。
また、日常的なお悩みとして、肌の老化や毛穴の開き、乾燥、シミ、しわなどを引き起こします。そのため、日ごろから紫外線対策を充分に気を付ける必要があるのです。
紫外線と皮膚の関係については以下の関連記事も併せてご覧ください。↓
その④水素を取り入れる
体内の酸化には水素が大きく関係しています。ヒトは体重の約60%が水分でできているといわれています。酸素と水素が結びつくことでH2O(水)となり、体内の水分量を保っているのです。
ただし、先にお伝えしたさまざまな原因が影響し体内に酸素だけが残ってしまうと、活性酸素に変化してしまうのです。
そのため、水素を積極的に取り入れることで、水素と酸素のバランスを保つことが大切。
スポーツジムなどでよく水素水がおいてあるのは、運動後の酸化ストレスを防止するためなのです。過度な運動やトレーニングをおこなう人やアスリートだけでなく、日ごろからお悩みがある方も水素を補給してみてくださいね。
水素については以下の関連記事も併せてご参照ください。
まとめ
今回は酸化ストレスについてご説明しましたが、いかがでしたでしょうか?「最近疲れやすい」「二日酔いになりやすい」という方も、運動後の回復やパフォーマンスにお悩みを感じる方も、ぜひ参考にしてみてください。
コメント